アメリカの通貨の単位はドル($)とセント(¢)で、1ドルは100セント。一般に使われている紙幣は$1、$5、$10、$20、$50、そして$100札。アメリカ人はあまり現金を持ち歩かず、スーパーなどでも小切手やクレジットカードを使うので、$50札や$100札は観光客の多い場所以外ではあまり見かけない。一般に使われている硬貨は1セント(ペニー/penny)、5セント(ニッケル/nickel)、10セント(ダイム/dime)、そして25セント(クォーター/quarter)。公衆電話、コイン・ランドリー、駐車メーターなどは、25セントコインが使われる事が多いので持っていると便利。
なお、アメリカ合衆国財務省印刷局のサイトでは、現在使われている紙幣についての情報提供や、珍しい通し番号のお札の販売などを行っている。
ドルへの両替は出来れば日本で済ませた方が良い。また現金はあまり持って行かず、トラベラーズチェックを使った方が安全。アメリカで両替するには下記の場所で:
- 空港:サンフランシスコ、サンホゼ、ロサンゼルス空港などの大きな空港には、入国手続きと税関を通った後のタクシー乗り場やレンタカー会社のカウンターの近くに両替所がある。普通、銀行よりも不利なレート。
- 市内の銀行:列に並んで、「エクスチェンジ・トゥ・ダラー、プリーズ」と頼めば替えてくれる。
- ホテル:大きなホテルでは両替サービスがあるがレートは悪い。
アメリカの消費税は州によって違う。さらにカリフォルニアは州の税率に郡や市の税率が上乗せされるので、地域によって違うがだいたい8.5%前後。一部の食料品を除くすべての買い物の値段に加算される。オレゴン州などは消費税がない。
アメリカはチップの国。基本的にはタクシーの運転手やレストランのウェイトレスなど、サービス業の人たちへの支払いに料金の15%前後を渡う。「いいサービスをありがとう」と言う意味のお金なので、サービスが悪かった場合は10%かそれ以下、またサービスがひどかった時はチップ無しでもいいでしょう。逆にすごくサービスの良かったレストランでは20%のチップとかという時もある。
レストラン
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15%前後
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タクシー
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10-15%前後
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ホテルのポーター(荷物持ち)
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荷物一個につき$1-1.50前後
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ヴァレー・パーキング(Valet Parking)
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$2-3
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バーテンダー
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15-20%前後
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- マクドナルドやケンタッキーなど、ウエイターやウエイトレスのいないファーストフード店ではチップの必要は無し。
- 観光地のレストランでは請求書の値段にチップが含まれている場合がある。請求書のトータルのあたりに「Service
Charge」または「Gratuity」などと書かれているので、支払いは良く確かめてから。
- 自分で料理を取る方式のバイキングレストラン(ビュッフェ)では、一般的に10ー15%のチップが置かれている。
VisaとMastercardは殆どのレストランや店で使える。JCBも観光客の多い場所やメーシースなどの大手デパートなら大丈夫。American
Express(アメックス)は使えない所が結構ある。
- ホテルやレンタカーなどは、クレジットカードが無いと保証金(ディポジット)が必要なので、出来ればカードがある方が便利。
- 最近は両替のサービスチャージなどを考えると、現金を使うよりもクレジットカードの方が良いレートの場合もある。
- セーフウェイやアルバートソンズなどの大手スーパーもクレジットカードが使える。
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